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ラット解剖実習ガイド [ 長嶺千里 ]のレビューは!?
40代 女性さん
「看護実践能力を高めるための」とあったのと、近々自身が従来の解剖だけでなく筋や神経の分布等をまとめなくてはいけなくなったので購入した。 確かに手元にある解剖写真とは異なる部分が多くて参考にはなるが、たとえば安楽死において炭酸ガスを使用するのを「酸欠状態」と記しているが、酸欠状態にあっては安楽死とは言えず、せめてCO2の「ナルコーシスで意識を失いその後麻酔状態になる」とでもしてほしい。 また、「捨てる」などの言葉を安易に用いるのも感心しない。 用いられている写真には細かいところで不満に思う部分があり、たとえば解剖に入る写真でラットがフンをした状態のまま撮影しているが、肛門の位置を示す部分ならいざ知れずそれ以外ではみっともないからとってほしかった。 また、実施者がつけているグローブがサイズがあっていなくてぶかぶかで、それがものすごく気になる。特に場所を指示しているときにグローブの先端が余っていたり折れ曲がっていると目を覆いたくなる。 写真にして掲載するのならもっと気を遣うべきであると思う。 残念だったのは、器官組織アトラスで、「ラット実習ガイド」であるにもかかわらずモルモットやサルなどの組織が応用されているが、どうせならラットの組織にしてほしかった。 「看護実践能力を高めるための」の趣旨も十分伝わらず、あまり人に勧める気になれないと思った。